相次ぐ「スギヒラタケ」急性脳症

スギヒラタケは、
キシメジ科のキノコ。人工栽培は行われておらず、秋にスギやアカマツなど針葉樹の切り株、倒木に多数が重なり合って自生する。色は白く直径2―6センチ。北陸、中部、東北地方を中心に山で採られ食べられている。地方によってスギカノカ、スギカヌカ、スギモダシ、スギミミ、スギナバなどの呼び名もある。

 腎障害の患者さん(人工透析患者、保存期の腎不全患者)で食用キノコのスギヒラタケを食べた人に急性脳症が多発しています。11月2日現在で秋田、新潟など8県で50人が発症し、うち14名が亡くなりました。
 
厚生労働省は4日までに、スギヒラタケの成分分析や、患者の血液などの検体検査、生活習慣と病気の関係を調べる疫学調査などの、総合的な研究態勢を敷きましたが、現時点では依然原因不明です。同省では、感染症の可能性もあるとして、各県とともに患者や死者の血液、脳髄液を調べていますが、これまでに、細菌やウイルスの存在を示す検査結果は出ていません。さらに同じ地域で、昨年と7年前にもスギヒラタケを食べた腎臓病患者が急性脳症となり、1人死亡していたことが、日本腎臓学会の緊急調査で5日明らかになりました。また、このキノコが今年は豊作で例年より大きなものも目立っていたことなどから、豊作による消費量の増加か、キノコの中の悪い成分が増えたのか、どちらかの理由で人体に悪影響を及ぼす量を超えたと推測されています。
 
 このようなことから、スギヒラタケの成分に急性脳症を起こす原因物質があり、それが腎障害のため排泄されず急性脳症を発症したという見方が強まっています。





原因が分かるまで、スギヒラタケは絶対食べないでください。


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