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第39号 平成22年3月8日発行 | |||||||||||||
今回の透析室ニュースでは、2月14日に開催されました「三島クリニック開院30周年記念講演会」での、「主催者あいさつ」及び「重松先生の御講演内容」についてまとめさせていただきます。 |
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ごあいさつ 理事長 溝渕 正行 |
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皆様、お早うございます。今年は例年になく寒さの厳しい冬となり北陸、東北、北海道などでは記録的な大雪となっているようです。ここ愛媛県四国中央市でもまだまだ寒い日が続き、インフルエンザや嘔吐下痢症などが流行しています。本日はこの寒い中しかも日曜日という休息日にもかかわりませず、三島クリニック開院30周年記念講演会のためにこうして大勢の方々に御参加いただき誠にありがとうございます。 我が国におきまして慢性腎不全に対する維持透析療法が本格的に臨床応用されて40年程になりますが、この間全国の透析患者数は年々増加し続け一昨年末の統計では28万人を超えて30万人にせまろうとしています。この原因は糖尿病など原因疾患の著明な増加による導入の増加もありますが、それ以上にこの30年あまりの間における日本の透析医療のめざましい進歩発展によるところが大きいと考えられます。すなわち、透析液の高度清浄化やダイアライザーの膜の飛躍的な進歩による分子量のより大きな毒素の除去が可能となったことによるアミロイド症の克服、透析周辺機器の進歩による透析の効率化と事故の激減などがそれにあたります。更に透析医療の向上の原因として忘れてならないのが、ここ数年の透析関連薬剤のめざましい開発であります。例えば活性型ビタミンD の内服、注射製剤、シナカルセット(レグパラ)や種類が増え選択性のひろがったリン吸着製剤などにより二次性副甲状腺機能亢進症への対処がしやすくなったことがあげられます。 開院以来この30年間、三島クリニックにおきましてもソフト面、ハード面で各種の改良改善をくり返し、現時点において日本でできる範囲での最高水準の透析医療を皆様方に提供できているのではないかと考えています。今後ともあらゆる面で日本の透析医療の最高水準に後れをとらぬように私共の能力の続く限り努力し、皆様方の健康維持に貢献して参りたいと考えています。ただここで皆様方にお願いしたい事があります。それはいつもお話しさせていただいておりますように、透析医療においては私共スタッフがいくら頑張ってみてもそこにはおのずと限界があります。つまり肝腎の皆様方が御自身の自己管理をしっかりやっていただかないことには私共のサポートは生きてこないのです。どうか皆様しっかり自己管理をしていただいて長生きをして下さい。自己管理以外には長生きの秘訣はないのです。 本日はその自己管理をお手伝いするために、腎臓及び腎不全の病気を皆様方御自身なりに正しく理解していただこうと、この講演会を企画させていただきました。 腎臓の病気、病態、及びそれに関連した心臓、血管、骨、副甲状腺やリン、カリウム、カルシウム、ナトリウムのことなどなかなか複雑で分かりにくく、何回聞いても理解しにくいと思います。そこでこの難解で複雑な病態を非常に簡単に分かりやすく、興味深くお話して下さる先生を私は一生懸命探して参りました。それが本日講演して下さる重松隆先生であります。先生は透析療法学会において大変重要なポジションにいられる先生で、透析のどの分野においても先生なしには会が成り立たないともいえる程です。 実は数年前より一度皆様方に重松先生のお話を聞かせてあげたいと思っていたのですが、本日ここに実現することとなりました。私は今からワクワクしている次第です。この愛媛の片田舎で居ながらにして重松先生のお話を聞くことができる皆様は本当に運がいいと言えます。本日は先生のお話を一言一句もらさずしっかりと聴講させていただき今後の皆様方の透析ライフの大いなる参考にしていただきたいと思います。 |
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1 特集記事 「三島クリニック開院30周年記念講演会・講演要旨」 |
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